エッジスリット®
強化処理をしていないフロート合わせガラスを用いて、小口の斜面取り加工でガラスを支持するフレームレス構法(ESG構法)です。
従来、強化ガラスを用いることにより成立していたフレームレスガラスシステムが、フロートガラスでフラットな外観が実現できるようになりました。フロートガラスを用いているため、良好な反射映像となります。
※ 防⽕性能はありませんので、延焼の恐れのある部分に使⽤することはできません。
システム概要
小口に斜面取り加工を施したフロートガラスにより構成したスリット付きの合わせガラスにアルミエッジ材を引っ掛けて、構造体と機械的に接合する構法です。(特許登録済み)
アルミエッジ材は、予め工場でガラスにセットします。アルミエッジ材が外部に露出しないため、完全なフラットサーフェスとなります。
SSG構法のような接着構法とは異なります。
正面
断面
支持部品
スリット部詳細
支持部に用いるガスケットは、黒、グレー、ライトグレーを標準色としています。
ガラス越しに見える支持部
(アルミエッジ材・ガスケット)
アルミエッジ材がスリット部にセットされてシール接着される
支持構造体
風圧を支持する金属フラットバーを方立とする構成を基本とします。
MPG金物との組み合わせにより、無目材のないシール突き付け納まりが可能となります。
ガラス
ガラス構成は、設計条件、ガラスサイズに応じて構造計算により決定します。ガラスは、正・負圧とも四辺支持として計算できます。
- 合わせ
- FL8+FL12、FL10+FL15 など
- 複層
- 【FL8+FL12】+A+FL(Low-E)、【FL8+FL12】+A+HS(Low-E)
斜面取り側ガラスは、12ミリ厚以上が必要です。
● スリット辺加工可能寸法
最小:非スリット辺 200mm 最大:3000 × 6000(スリット加工辺)mm
※上記寸法を超える場合は、ご相談ください。
● 合わせガラスを用いた安全性に優れたシステム商品です。
製品一覧