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製品情報

非常用破壊進入口ガラス

非常用進入口を備えたガラススクリーン用ガラスで、遮音性と開放感を兼ね備えた意匠性の高いガラスです。

非常用進入口のために別途開口部(可動窓)をつくる必要がなく、ガラスの開放感をそのままに、ガラスファサードにとけこみます。サッシフレームを必要としないため、フレームレスな透明感あふれる大型ファサードを実現します。

システム概要

合わせガラスを基本構成とします。外側のガラスは強化ガラス5ミリとし、非常用破壊進入口に有効なガラスとします。内側のガラスには円形や四角形の孔明けを施し、進入開口とします。さらに、開口よりもひと回り小さい円形・四角形のガラスをはめ込み、1枚の合わせガラスを構成します。合わせガラスを基本構成とするので、ガラス一枚を大きくとることができます。

(特許登録済み)

ガラス構成

ガラス構成

進入口目地部 断面

進入口のバリエーション

円形タイプ

四角形タイプ

◯:ガラス破損時の瞬時脱落防止シール(幅2cm程度)もしくは透明フィルム

※ガラス①:
強化ガラス5ミリ
建築基準法による「非常用進入口に替わる窓」や消防法による「避難上または消火活動上有効な開口部」は、「外部から開放し、または容易に破壊することにより進入できるもの」として有効な強化ガラス
※ガラス②:
構造計算上の必要なガラス厚み
くりぬき寸法 円形φ1000mm以上、四角形W790mmxH1240mm以上
※ガラス③:
ガラス②と同じガラス厚み
寸法 円形φ970mm以下、四角形W750mmxH1200mm以下

 

ガラス構成は、設計風圧、ガラスサイズに応じて、FEM(有限要素法)による計算を行って決定します。

非常用破壊進入口ガラスについては、製造設備及び強度検討の条件等で製作できるサイズが異なりますので、都度、弊社までお問い合わせ願います。

破壊試験

(一次試験)
規定の高さまで破壊器具を持ち上げます。

(一次試験)
振り子式に破壊器具を自由落下させ、ガラスを破壊します。

(二次試験)
試験員が片手に破壊器具を持ち、ガラスに開口を開けます。

(二次試験)
制限時間内に規定の大きさの開口を確保できました。

非常用破壊進入口ガラスについては、「建築物の防火避難規定の解説2012」(日本建築行政会議編集)の“合わせガラスに係る破壊試験ガイドライン”に準拠して、試験を実施していますが、採用に関しましては、管轄する行政(役所及び消防署)に必ずご確認ください。